近場で最近出会った夏のきのこ(6種)

皆様

 

これまでの大雨で東広島市の龍王山憩いの森公園ではキャンプ場の一部斜面が少し崩れたりしたものの、その他の公園などもそれほど大きな影響はなかったようです。

雨の合間に近場の公園等で最近出会ったきのこを紹介させていただきます。

・アクイロヌメリタケ(憩いの森公園)

・オオヤシャイグチ?(憩いの森公園) 最初はミドリニガイグチと思いましたが、良く見ると柄は深い網目模様で覆われておりオオヤシャイグチと思われます。久しぶりに見かけました。

・リュウコクヒメベニタケ白色種?(憩いの森公園)傘径10以下のベニタケ科のきのこです。昨年見つけた斜面に今年もたくさん発生していました。

・ベニナギナタタケ?(憩いの森公園) ソウメンタケのような形態ですが、赤味がかった色です。胞子は球形5~6μmで、キソウメンタケ?かもしません。

・オオシロカラカサタケ(鏡山公園)この公園では初めて見かけました。

・ハラタケ科不明種(温室内)全体が白色で綿状の鱗片に覆われています。もし心当たりがありましたら教えてください。

以上、よろしくお願いします。(Y.H)

コメント: 3 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    Y.K (水曜日, 25 8月 2021 17:20)

    Y.H 様

    オオヤシャイグチでいいと思います。

    リュウコクヒメベニタケの白色型とされていますが、単にベニタケ属不明種とも考えられます。ただ私はリュウコクヒメベニタケの特徴を把握してないのでわかりませんが。

    ベニナギナタタケ?は色的にはベニナギナタタケのように見えます。

    ハラタケ科不明種ですが、キヌカラカサタケではないかと思います。柄の根元も膨れてますし。あとは柄に触れた時に黄色みを帯びてくることを確認してください。

  • #2

    T&S.I (水曜日, 25 8月 2021 17:22)

    リュウコクヒメベニタケの新種記載論文(国立科学博物館研究報告)を添付しましたので、ご参照下さい。
    昨年、Sさんに送ったHさんの標本の解析結果は、まだ帰ってきていません(もう少しお待ちください)。
    キソウメンタケの胞子は金平糖のような突起がありますから、平滑球形だったのならキソウメンタケではありません(Kさんの仰る通りだと思います)。
    アクイロヌメリタケ Hygrocybe unguinosa = Gliophorus unguinosus ですが、添付の様に、よく似た別種(不明種)が存在します。
    アクイロヌメリタケには縁・側シスチジアがありません(日本産、外国産ともに無しと記載されています)。
    しかし、添付の類似種には、はっきりとシスチジアが確認できます。
    是非、シスチジアの有無を確認してみてください。

  • #3

    Y.H (水曜日, 25 8月 2021 17:24)

    いつもお世話になっております。
    ご確認および貴重なコメント等ありがとうございます。

    ベニナギナタタケ?の胞子は平滑球形でしたので、そのままで構わないようですね。
    アクイロヌメリタケについては、類似種が存在するとのことですので、また見かけた際はシスチジアの有無も確認したみたいと思います。
    ハラタケ科不明種としたものは、キヌカラカサタケの可能性があり、確認のポイントは柄の黄色変色ということで了解しました。
    リュウコクヒメベニタケ白色種?の解析結果については、お手数をお掛けしますが、ご確認をよろしくお願い致します。