昨日は、中央森林公園の近くにある棲真寺公園に行ってきました。
ここは一昨年前にウスキキヌガサタケと偶然遭遇したところですが、あれ以来なかなかお目にかかれません。
今回も空振りでしたが、ヒメベニテングタケなどに出会うことができました。
4種紹介させていただきます。
① ヒメベニテングタケ
今回は、とても美しい状態のものに出会えました。
② ヒロハアマタケ?
傘径約3cm。ひだが粗。
③ ヒメシロウテナタケ(青木仮称)?
傘径約5mm。全体が白色透明。傘周辺はギザギサし、ひだが不鮮明で反り返る。広葉樹の根元付近の腐朽部に群生。
④ ゴムタケの仲間?
径約1~3cm。細い枯枝から発生。最初オオゴムタケかと思いましたが、外側の毛がない黒色で、子嚢盤は淡褐色。
以上、よろしくお願いします。(Y.H)
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Y.K (水曜日, 29 6月 2016 14:01)
2 ヒロハアマタケの可能性が高いと思います。高橋春樹さんが新種発表された種類で、写真は「生田緑地のきのこ」にあります。この写真では傘の表面がわかりませんが、記載には「傘は幼時赤褐色のち褐色になる」とされています。あとは胞子の大きさなどを確認すればいいと思います。
3 ヒメシロウテナタケ(青木氏仮称)については、ネットで見るとかなり特徴的なきのこであることがわかります。これでよいと思います。
4 ASCOMYCETE FUNGI of North America の中によく似た種類が掲載されています。Galiella rufa (和名なし)というオオゴムタケ属のきのこで、北アメリカではよく見られる普通種として紹介されています。ただ記載を見ると、外側はマット状の毛に覆われると書かれてます。この写真では毛はなさそうに見えますが再度標本を確認できればと思います。
T.I (水曜日, 29 6月 2016 14:03)
高橋さんのHPに、ヒロハアマタケ原記載文の簡訳がありますので、参考にされて下さい。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/
オオゴムタケ属 Galiella rufa (Schwein.) Nannf. & Korf の可能性とても高いですね。
緻密な外皮は「マット状の毛」、と言う事なのでなので、写真だと毛が有るように見えないのだと思います。
私が時々参考にしているMichael KuoのHPに掲載されています。
http://www.mushroomexpert.com/galiella_rufa.html
今の所、日本での記録(報告)は見当たりません、標本を集めて精査すれば日本新産報告が書けるかも?
Y.H (土曜日, 02 7月 2016 06:13)
Y.Kさん、T.Iさん
いつも大変お世話になっております。
同定していただきありがとうございます。
オオゴムタケ属の一種については、今回採取しておりませんので、改めて標本採取に協力させていただきます。